愛機であるパソコンLenovo IdeaPad S540 AMDですが、購入して2年が経っても快適に動作してくれている頼りになるコスパノートパソコンですが、唯一の欠点はUSB Type-C端子が付いているものの、それがPD充電に対応していない事でした。
ところがネットサーフィンをしていると、PD充電に対応していないパソコンでもPD充電対応できる変換コネクタが存在していました。
またヤバいものなんじゃないの?とスルーするつもりだったのですが、一度気になったものは購入して試してみたいじゃないですか!
と言う事でのようなUSB-PD-DCプラグ変換コネクタの実験です。
果たして、充電できるのか否か??
目次
準備するもの
PD充電に非対応のパソコンをPD充電するには下記のものが必要です。
- PD充電非対応パソコン
- PD充電器(65W)
- USB Type-Cケーブル(CtoC)100W対応
- USB-PD-DCプラグ変換コネクター
PD充電非対応パソコン
PD充電に非対応のパソコンをご用意ください。
ちなみにPD充電に対応しているパソコンでもOKです。
写真は私の愛機Lenovo IdeaPad S540 AMDです。
パソコンとしてはすごく快適に動作しますが、残念な点としてPD充電に対応していない事です。
もう2年以上も使ったのにキビキビ動いてくれます。
IdeaPad Slim 550PD充電器(65W)
一番普及している充電規格PD(PowerDelivery)に対応している充電器です。
私はAmazonや家電量販店などでも既に有名なAnker社の充電器を選択しました。
パッケージもきちんとしたもので、もちろん機能で不安な感じは全くない安定した充電機です。
他に所有している充電器と比べて急速充電時でもそんなに熱くないと感じます。
プラグは収納できないものの、据え置きと考えればとても小型ですっきりしたデザインなのもGood!
パソコン付属のACアダプターと比較すると、Anker社のPD充電器は1/3程度の大きさです。
充電器としての能力は同じなのに、この小ささはすごい!
100g程度しかないので本当に軽いです。
念のためにPPSに対応しているPD充電アダプタを選択してください。
この製品はPPSに対応しています。
USB Type-Cケーブル(CtoC)100W対応
ケーブルは肝になると感じます。もし手持ちのケーブルが60Wや100Wに対応している事が確認できなければ高速充電に対応しているケーブルに買い替える必要があります。
- 両端がUSB Type-Cのケーブルである必要
- 対応機器のW数に応じたスペックであること
- E-Markerチップ搭載のケーブル推奨(100Wであれば入っているはず)
私はCIO社のCIO-CCPD100W-1をチョイスしました。
低価格なのですが、100W充電対応、Displayport出力対応と高スペックなケーブルです。
欠点としては、ケーブルが太めで取り回しは悪いところですが、逆に安心感は高いです。
他のケーブルでも基本的にUSB-IF認証された100Wに対応したケーブルであれば問題なくパソコンにも充電できると考えています。
PD充電器が65Wですので、100Wのケーブルは若干オーバースペックな感じではありますが、これより少ないW数のケーブルを探してみると60W対応のものがほとんどとなるので、100Wのケーブルを用意すれば安心です。
PD充電の世界では大は小を兼ねるのが鉄則ですので、価格差があまりないのであれば上のスペックのものを用意しましょう。
PD充電に関して規格ではあるもの、電子機器の世界では相性問題が出てくる可能性があるので、ネットで調べてレビューされている人の記事を参考にしていけばよいのではないでしょうか。
USB-PD-DCプラグ変換コネクター
今回の主役はUSB-PD-DCプラグ変換コネクターです。ここからは自己責任の領域になりますので、特にこの機器に関しては注意して、利用するか、しないかの判断をお願いします。
変換コネクターは以下で購入しました!
ノートパソコン各社に対応していますが、ご自分のパソコンの仕様をよく確認してから購入してください。仕様表に電源についても記載があるはずです。
商品ページに対応している電圧について記載がありますので、付属の純正アダプターの仕様をよく確認して、少しでも違う電圧の場合は購入を見送ってください。
下記のショップの方はとても親切に教えてくださるので、自分の機種に対応しているか問い合わせをしてから購入してくださいね。
富士通、東芝、Lenovo(旧)、NEC(旧)
Lenovo(IdeaPad)、NEC(LAVIE)
Surface
DELL(Inspiron、XPS)
HP
富士通(タブレット)
購入前に質問したところ、とても親切に詳細を教えてくださいました!感謝です。
わからないことがあれば、リンク先のショップの方が回答してくれますので安心です。
PD充電非対応PCのPD充電の実験
設定等は必要ありません。充電器、ケーブル、変換コネクターを接続するだけです!
機器の接続
全く問題がなく接続できています。純正の充電アダプタの端子と同じに感じます。
変換コネクタとType-Cケーブルの接続部もしっかりと接続できています。問題はなさそうです。
リスク
リスクについて変換コネクタの販売店の方に問い合わせしました。
リスクとしては通常のアダプタに変換コネクタを接続している箇所はないので、接続部に水がかかった時に感電するなどの危険性があります。
このような機器に水がかからないように取り扱うのは当然の事ですが、リスクは承知の上で気を付けて利用しましょう。
その他に、機器(特にパソコン)の破損の可能性はあるかどうかを聞きました。
動作しなかったとのお声はいくつかいただいておりますが、パソコンが破損した等のご報告は今のところありません。
最悪でも充電できない可能性があると言うだけで、パソコン側が壊れてしまう例は今のところ無いようです。
これらの事を考えると、常識の範囲内の危険性があると言う事は理解できますね。
結果、PD充電はできたのか
下記の画像が結果です。
パソコン側がきちんと電源に接続済みとなっています。挙動は問題ありません。
4分で3%充電できています。充電スピードも問題なしです。
PD充電に対応していないパソコンでもPD充電ができる事が確認できました。
充電スピードについては後日に改めて検証予定です。
まとめ
- PD充電に対応していないパソコンでも対応している変換コネクタを使えば充電ができる。
- リスク1:ケーブルと変換コネクタを接続している部分に水をかけると感電の危険性。(当たり前)
- リスク2:変換コネクタを使う事でパソコンが破損した例は報告は今のところはない。
- USB Type-Cケーブル(CtoC)は対応できれば100W対応のものを買う。(大は小を兼ねる。)
今回は、変換コネクタのみを買い足しましたので、1300円程度の投資でPD充電に対応していないパソコンをPD充電ができる事ができました。
ご参考にはなると思うのですが、リスクを承知の上で試してください!
充電器の統一の道が一歩進みました!